花の季節になって、お菓子も花にちなんだものが多くなります。彩りの明るいものを選ぶとお茶会が華やかになります。
お花見団子は、ピンク・白・緑の3色のお団子が一本の串に刺さったものをいいます。
京都の一部の地方では、この3色にあずき色(茶)を足して4色のものがあったり、福島県郡山市では串に刺さっていなかったり、秋田県横手市では平べったかったりしますが、全国的にみれば3色の丸いお団子が定番です。
裏千家では、鵬雲斎好の田楽箱が定番になっていますね。
白もしくは淡くピンクに色づけした生地で餡を包み、その上から塩漬けしたさくらの葉でくるんだ和菓子です
地域によって形状に特色があるようですが、大きく分けると関東風の『長命寺』と関西風の『道明寺』の二通りが有名です
晩春から初夏にかけて、五弁の鮮やかな黄花を水辺に咲かせる山吹の花を表現したお菓子です。
京都・鶴屋吉信の水山吹は、緑の部分は羊羹、黄色の部分は米粉とこし餡を合わせて蒸らした村雨でできています。