日本文化体験教室|さくら 京都

6月(水無月)の茶花

炉の季節の花

風炉の季節の花

夏から秋にかけての代表的な花は木槿(むくげ)、籠花入が似合うようになります。
木槿は6月末頃から咲きはじめ、夏の暑さの中で咲く「涼やかさ」と、一日だけ咲くという「はかなさ」から、茶人に好まれてきました。

茶道で使う6月(水無月)の茶花について知る!

水無月の茶花

透百合(すかしゆり)

透百合(すかしゆり)

日本で百合の交配を始めたのは江戸時代(1603~1867年)だと思われ、伊藤伊兵衛三之丞が1695年に著した植物書の「花壇地錦抄」には37種の栽培品種が紹介されています。
『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 春之部」に「春すかしゆり 末。色あかし。天をうけて花咲。花のへり、しやんとする。大りん」。
また「草花 夏之部」に「夏すかし 中末。色あか、大りん。天をうけて咲。
花のへり外へまくるゝ。初秋のころまで花咲ゆへ、秋すかし共いふ」とあります。