織部焼は自由で斬新なスタイルだからこそ、乱世を生きる武将たちの心にとまり愛されたのでしょう。戦国期は文化面でも斬新なスタイルが確立されていく時代です。織部焼を鑑賞する際には、そうした時代性と結び付けてみるのも面白いかもしれませんね。
器の一部に銅緑釉をかけたもの。織部焼の中では最もポピュラーな種類にあたります。
銅緑釉のかわりに黒釉をかけたもの。余白の部分には鉄絵を施す。
白土と赤土を組み合わせ、白土に緑釉をかけ、赤土の箇所には文様を描く。 色彩が豊かであるため、「名産」と呼ばれるものが多いのが特徴。
赤土をベースに、白泥で絵や縁取りを施したもの。