茶道に関する基礎知識。
墨蹟(ぼくせき) は、禅宗の僧侶が毛筆で書いた字のことです。
本来は墨筆で書いた筆跡のことをいいますが、日本では特に禅僧の書跡を指します。
松樹千年翠 (松樹千年の翠)
無事是貴人 (無事是れ貴人)
冬嶺秀弧松(とうれい こしょう ひいづ)
梅花和雪香 (ばいか ゆきに わして かんばし)、渓梅一朶香 (けいばいいちだかんばし)など梅にちなんだ書籍なども掛けられます。
薫風自南来 (薫風自南来)
白雲自去来 (白雲自ずから去来)
一滴潤乾坤 (一滴乾坤を潤す)
坐看雲起時 (坐しては看る雲の起こる時)
白雲抱幽石 (白雲幽石を抱く)
夏雲多奇峰 (夏雲奇峰多し)
流水寒山路 (流水寒山の路)
銀椀裏盛雪 (銀椀裏に雪を盛る)
掬水月在手 (水を掬すれば月手に在り)
采菊東籬下 (菊を采る東籬の下)
海月澄無影 (海月澄んで影無し)
吾心似秋月 (吾が心秋月に似たり)
閑坐聴松風 (閑坐して松風を聴く
深雲古寺鐘 (深雲古寺の鐘
歳月不待人 (歳月人を待たず
庭寒月色深 (庭寒くして月色深し