ベトナム(安南)、タイ(宋胡録)
安南はベトナムで製作された磁器の総称です。ベトナムでは中国陶磁の影響下で早くから青磁・白磁が焼かれていましたが、14、15世紀からは染付・赤絵の製作もはじまりました。
一方、日本とベトナム間には室町時代末期から江戸時代前期にかけてかなりの量の交易がありました。
14世紀頃、中国の陶工の指導のもとにタイの旧都スワンカロークで焼かれた陶器。
また日本におけるタイの陶器全般の呼称。
この名称はスワンカロークがなまったもので、日本では宋胡録、寸胡録などの字をあてる。