日本文化体験教室|さくら 京都

7月(文月)のお茶会

七夕(しちせき)

7月のお茶会

文月の由来は、この時期に稲の穂が含むことから「含み月」や「穂含み月」から来たといわれています。
また、七夜月(ななよづき)の別名もあります。七月七日は五節句の一つ、七夕ですが「しちせき」と読みます。
中国では、七夕の夜に女子が字や音楽などが上達するように祈る風習があり、それが日本に伝わり、短冊に願い事を書くようになったとも言われています。

茶道で使う7月(文月)のお茶会について知る!

文月のお茶会

文月の点前

文月の点前・七夕(しちせき)

風の通り道を意識して、縁側や室内の簾(すだれ)や露地の打ち水など、この時期は「涼のしつらえ」に心を配ります。
朝早く水面に蓮の花が開くこの頃、まだ涼しい早朝(午前中)に行われる「朝茶事」の季節です。
さまざまな涼を呼ぶしつらえと共に、点前にもお茶を点てる前に水を所望する「名水点」や「洗い茶巾」など、涼の工夫が取り入れられます。
お茶の稽古は、礼儀作法や日本文化に親しむなど人によっていろいろあるかと思いますが、稽古本来の目的は、茶事のためにあります。
その茶事の中でもシンプルな朝茶事を経験することは、茶の湯全体のイメージをつかみ、その流れを知ることで、今後の稽古の取り組み方の方向性を与えてくれるものとなります。
茶事となると気後れする、という方もいますが、あまり心配せずに客人の一人として気軽に参加してみてください。