茶道に関する基礎知識。
茶の湯では、端午の節句やひな祭りなど五節句をテーマにした茶事や茶会がよく行われます。
茶と季節、そのしつらえを通して茶の湯の基本とさまざまな日本文化との関わりを知り、そして茶の湯の点前を習得し茶事を体験します。
立雛(たちびな)
3月には、炉の終わりに思いを馳せるように透木釜を用います。炉の原点でもある囲炉裏の素朴な雰囲気が茶の湯の趣を感じさせてくれます。
釣釜は天井に打たれた蛭釘(ひるくぎ)から釣り下げ使用しますので、釜の蓋の扱いや湯のくみ取りの際に釜が揺れ、それを上手に納めなければなりません。
普段よりこころの余裕が求められます。
釣釜には、雲龍、車軸などの細長く小さめの釜を用います。炉は囲炉裏をコンパクトにしたものともいわれ、山居の風情を茶の点前とした侘び茶を伝える代表的なしつらえともいえます。
釣釜のこの時期には釣釜に合わせて、茶花や道具の合わせにも侘びのしつらえを意識したいものです。
桜(さくら)
4月には、炉の終わりに思いを馳せるように釣釜を用います。炉の原点でもある囲炉裏の素朴な雰囲気が茶の湯の趣を感じさせてくれます。
釣釜は天井に打たれた蛭釘(ひるくぎ)から釣り下げ使用しますので、釜の蓋の扱いや湯のくみ取りの際に釜が揺れ、それを上手に納めなければなりません。
普段よりこころの余裕が求められます。
釣釜には、雲龍、車軸などの細長く小さめの釜を用います。炉は囲炉裏をコンパクトにしたものともいわれ、山居の風情を茶の点前とした侘び茶を伝える代表的なしつらえともいえます。
釣釜のこの時期には釣釜に合わせて、茶花や道具の合わせにも侘びのしつらえを意識したいものです。
七夕(しちせき)
7月は朝茶事で七夕の茶事を行うところが多いようです。
二十四節気では、小暑、大暑の時期にあたります。小暑の終わりごろに夏の土用に入り、この頃から立秋までが「暑中」といい、暑中見舞いはこの頃に送ります。
厳しい暑さが訪れる七月(旧暦の六月)。平安時代には「六月無礼」といって、暑さを和らげるためには服装に無礼があっても許されたそうです。