「梅花和雪香」「渓梅一朶香」など梅にちなんだ書籍なども掛けられます。
早蕨:芽が出たばかりのわらび
草の戸:1・草で屋根をふいた庵(いおり)の木戸。草庵の戸。「卯の花の垣根ばかりは暮れやらで―ささぬ玉川の里」〈夫木・七〉
2・簡素なわび住まい。草庵。「―も住みかはる代ぞ雛(ひな)の家」〈奥の細道〉
「さわらびの 草の戸たたく 拳かな」とした方が良いと、徳川慶乗様より言われた。
「や」「かな」「けり」の三語は、特に強く詠嘆の意が込められる切れ字の代表格です。
「や」「かな」「けり」は、用いたその直後に余韻を生み出します。
俳人は、「や」「かな」「けり」で俳句が切れると、その切れた部分に生じる独特の余韻を楽しむのです。
しかし、17字の短い俳句の中に、「や」「かな」「けり」のような強い切れ字が2つもあると、余韻を味わうべき部分が2か所に分散してしまい、結局どちらも満喫できなくなってしまうのです。