マルバサツキ(丸葉皐月)|さくら日本文化体験教室 京都

マルバサツキ(丸葉皐月)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好み、日陰では花付きが悪く、枝葉も間延びする。ただし、夏の強い西日は苦手とする。

用土

排水性と保水性の両立する肥沃な酸性土壌を好む。新興住宅地や痩せ地に植栽する場合は腐葉土や堆肥をすき込んで土壌を改良した方がよい。

マルバサツキ(丸葉皐月)の育て方

水やり

乾燥に弱い性質を持ちます。とくに鉢植えは水切れを起こしやすいため、土が乾く前に水をあげましょう。地植えの場合は雨が降らないとき以外は水やりしなくてもかまいません。 夏の間は地温が上がります。昼間に水やりすると根腐れしやすくなるため、気温の低い朝や夕方に水をあげましょう。

肥料

寒肥か、早春に油かすなどを置き肥してください。

病害虫

他のサツキ類同様、風通しの悪い場所ではハダニやグンバイムシの被害に遭うことがある。

剪定・切り戻し

サツキの花を毎年たくさん咲かせるために欠かせない作業が剪定です。サツキは新しく伸びた枝に花芽をつけます。株自体が元気なら古い枝にも花を咲かせますが、できるだけ若い枝がたくさん育つように剪定するのがおすすめです。 剪定の時期は花後の5月~6月です。サツキの花芽は6月~7月に形成されるため、それまでに剪定を済ませなければいけません。花が咲き終わったら、できる限りすみやかに剪定しましょう。 混みあっているところの余分な枝や、極端に細い枝、ひょろひょろと徒長している枝は切り取ってかまいません。枯れている枝も切り落としましょう。ただし、太くがっしりとした枝を深く切り詰めてしまうと、サツキへの負担が大きくなってしまいます。枝の先端を少しずつカットする程度にとどめましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えのサツキは、2年~3年に1回の頻度で植え替えを行います。適期は植えつけと同じく開花時期を除いた3月~6月、9月~10月です。剪定と同時に植え替えを済ませても大丈夫です。

冬越し

葉は両面とも剛毛で覆われ、表面には光沢があって潮風に耐える。寒い地域では冬季に一部の葉を落とすことがあるため、マルバサツキを半常緑性とすることもある。